つい先日アメリカのマーケティング関連のニュースで「日本の美容業界が世界へ向けてようやく目覚めた!」という記事を見つけました。J-Beautyと表現されていて、Threeの人気と照らし合わせて、Muji, UNIQLO, Marie Kondoさんの国際的なブランド力の高さが評価・分析されてました。 日本人のわたしとしては「えー今さら!?」と思ってしまったのですが、確かにアメリカではアジア圏の中で、韓国美容がダントツでリードしていて、路面店がマンハッタンのあちこちに出来ています。アメリカのアマゾンでも韓国系のコスメティックは売れ筋でいつも上位に上がっています。 資生堂とSK-II はかなりのブランド力でみんなの憧れ。ラグジュアリー過ぎるから、アジア系のお金持ちしか買わないのは事実。 一般的にはメイクアップはやっぱりMacが人気で(ヴィジュアルのキャンペーンうま過ぎ)、スキンケアはカタツムリとフェイスマスクがいい、みたいな...😆 そこで、今月はアメリカにも日本のカジュアルな美容が進出してくるだろう(して欲しい!!)と見込んで、ビューティ関連のポップアップについて注目してみたいと思います💄 Brydie Beauty Lab by Nordstorm Brydieは美容専門のオンラインメディア。ランウェイのメイクアップトレンドからメーカーの最新情報までタイムリーに発信しています。 CLINIQUEが母体で、ミレニアルとジェネレーションZ世代専門のマーケティング事業部が運営しています。ヴィジュアルやコンテンツはCMG Studios(インハウスのクリエイティブエージェント)とINF Network(トップブロガー&インフルエンサーを55人以上を斡旋するエージェント)が構成しています。 2017年12月1日〜15日まで、NORDSTORMはBrydieがキュレーションするブランドまたは製品のポップアップを開催しました。 場所はマンハッタンにあるポップアップ専門の393 Broadway。とっても忙しい界隈です。窓ガラス越しに女子ならなになに!?と興味を惹かれずにはいられない空間。 中に入るやいなや、お姉さんにトートバッグを渡されて一言。 「サンプル欲しいの好きなだけ持って帰ってねー😘」 えーーーーー😍😍😍 ちょうど美容液とクリームを探してたので家に持ち帰り15種類ほど試しましたが、どれも本当に素晴らしい! ちなみにわたしはMxxx's 百貨店のとてつもなく広い売り場のコスメティック&フレグランスのディスプレイの仕事もしていたのでブランドの知識はそこそこあります。スタイリストをしながら撮影中にメイクさんとも話しますし、なんたって親戚には美容のエキスパートがいるので結構詳しくなってしまったんです。 インフルエンサー入りの写真はこちらから。 果たしてポップアップの効果は...!? Nordstromeの目的は、Onlineで取り扱う新しいビューティプロダクトとお客さんが触れる機会を作り、信頼を獲得して、購入に繋げるというもの。 有名どころを含め、ちまたに無数あるブランドの中からBrydieのエディター達(ビューティインフルエンサー)によって一点づつ選出されているので、感覚的にお客さんとの距離が近く、どれを選んでも高いクオリティーが保たれています。もちろんデザイン性も含まれます。こうすることでポップアップでは手に取ってから購入まで、選ぶ権利はお客さんに完全に主導権を握らせることができるので、美容スタッフはいません。 確かに半分くらいのブランドは初耳でした。選ばれたブランド側にとっては最高の機会だったと思います。Nordstrom側にとっても、メインストリームのブランドだけならず、若い世代を抑えることでさらにマーケットを広げた事でしょう。 美容って個人で本当に合う合わないが別れるから、実際に試してもらわない事には始まりませんからね〜😙 こうして考えるとやっぱり日本の美容業界って、ブランディングから美容部員のトレーニング、メディアまで超絶したレベルですね。もっとニューヨークにも出てきて欲しいな〜❤️
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中尾ユウコ青木チサトヴィジュアルデザイン/コンサルタント
2000年にオープンした3300坪の大型ライフスタイル提案型アパレルの立ち上げVMDメンバーとして出会う。その店舗専用のVMDマニュアル&システムを築きあげ、ヴィジュアル漬けの日々がスタート。 以降、究極のVMDを目指すべくそれぞれ修行の道へと撃進する。 2009年Yukoはニューヨークへ活動の場を移す。世界最古&最大の売り場面積を誇る、クリスマスで有名な百貨店のウィンドウチームに配属。作ったウィンドウ数知れず。(本当に数えれない...) 2010年Chisaは東京でスウェーデン発世界一の店舗数&売り上げを誇るあのアパレルでVMDとしてトレーナー、フラッグシップ店統括に就任。育てたスタッフと立ち上げたプラン数知れず。(計測不可能の域に達した) 数年後二人ともあっさり離職。同じところに居続けれないタイプ。 現在もVMDの領域を超えて、NYCと東京でクリエイティブなフリーランス生活を謳歌している。 Archive
7 月 2018
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