伝統工芸の後継者のクリエイティブユニット、GO ONをご存知の方は多いと思います。 2017年にはPanasonicとコラボレーションしてSalone Milano(ミラノサローネ)で行ったインスタレーションが賞を取り話題になっていました👏相当かっこいいのでぜひオフィシャルサイトでご覧下さい。 彼らに共通することは、伝統の枠にとらわれず、海外のアーティストやデザイナーとコラボレーションしたり、次々と革新的なチャレンジを続けていることです。
西陣織はファッションとインテリアへ、茶筒はスタイリッシュなテーブルウェアへ、金網はモダンなキッチングッズへ、焼き物は海外のデザインスタジオと組んで新しい感覚の陶器ブランドになるなど.... 伝統を見事なコンテンポラリーデザインに変身させて、海外マーケットにもうまくフィットしています。 そして、続けていることが重要なポイントなんですね🤓 最初のチャレンジでダメだったなら、あの手この手を使って探っていくうちに、バイヤーや消費者に名前や印象として覚えてもらえるようになります。特に展示会やポップアップイベントなんかは、出続けることが信用になるのです。 海外のマーケットへと飛躍するには最初の三年は赤字が通常だと言われています。例外的にポンっといく方法もありますが、アメリカに関しては莫大な資金投資が必要になるでしょう。 実はGO ONのメンバーの方お二人と面識があるのですが、NYNOWにJetroの枠で参加されていた時でもう五年以上前のこと。そしてその後も変化を続けたことで現在の世界的な成功に繋がっているのだと確信しています。 これは何もインターナショナルのブランドに限ったことではありません。 今や爆発的人気のSUPREMEですら、海外へと販路を広げ、目立った成功を遂げたのは10年ほど前から。創業は1994年から14年間は、NYのごく一部のスケーターキッズにカルト的人気だったのです。 辛抱強く地道なチャレンジを続けることが成功の鍵ですが、その先にはミリオン$$$に繋がるビジネスへと発展する可能性を秘めているのがアメリカのマーケットです。🥇 わたしたちは、たくさんの日本の伝統が、これからどんどん世界で共存出来るのを期待して、全力でサポート出来ることを願っています💪
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日本の伝統技術や工芸品が海外マーケットへ進出する動きは今やますます重要になっています。 「手に職付けるんやで」 と昔はよく聞かされていましたが、今やデジタルとテクノロジーがものづくりを先行しています。 わたし(Yuko)の父は木造家屋の大工です。中卒で丁稚奉公し、20代で棟梁になり、建築家と喧嘩するタイプの典型的ガチ職人です。わたしは子供の頃から職人さんに囲まれて育ち、大学生になる頃までスーツを着た人と交流すら無かったほど😅 昔の大工さんは木を切って加工するところからが仕事でした。家は基礎からしっかりと、時間をかけて造り、屋根を施工するときには棟上げというセレモニーが近所の人を巻き込んで行われていたものです。それが風景となり、文化の一部となっていました。 時代が移りゆくに連れて、精度の高い機械と技術が入り、今や大工さん一年目でも感のいい人なら家が建てれるくらい技術が発達しています。他の業界でも同じ事か、テクノロジーが使えなければ廃業せざるを得ないという話は後を絶ちません。 日本の文化を創った先人の技術が消えていくのを間の当たりにするのは心が痛く、わたしとしても特別な思い入れがあります。 そこで今月は、V字復活を成し遂げた、または今も変化を遂げながら続いている老舗ブランドに焦点を当ててみました。 創業1907年 M. CROW M.CROWはオレゴン州の小さな街で創業したホームセンター。食料品、衣類、生活雑貨、金具や工具に到るまで販売していたので、開店してからずっと街の人の生活を支えてきました。2012年に閉業を強いられ、地元出身のインテリアデザイナー、Tyler HaysがCROW一家から買取り営業を再開しました。 2016年にオープンしたSohoのお店。ここがM.CROWの二店舗目です。 店内の最初の印象は、ギャラリーかショールームのよう。でもちょっと雰囲気がどちらとも違うんですね....それでもっと歩き進めると小部屋にユニークなお洋服や生活雑貨類もあったりして。 何よりも目を釘付けにしたのが、お店を構成するストラクチャーが全てオリジナルである事!床材、建材、ハンガーまで全て見た事ないものばかり。独特の雰囲気を醸し出しています。これはハマる❤️ どこを見ても何を見てもノスタルジックだけど新鮮で、こんなお店見た事ないんです✨ お店のお姉さんに、誰がお店とヴィジュアルをデザインしたのか尋ねると、 「Tyler Hays」 と一発回答してくれました。 Hays氏は、ハンドメイドの達人。5歳でミシンを覚え、9歳でゴーカートをエンジンから組み立ててしまいました。身の周りのものは全て自分で作らないと気が済まない彼のものづくりへの情熱は、ペインターや造形師としてのキャリアになります。1990年代にはオリジナル家具の工房と販売するBDDWを立ち上げ成功へと導きます。 SOHO店には幼かったHays氏の思い出が凝縮されています。子供の頃に手作りしたおもちゃがキットや商品となって販売されていたり、家具、什器、床材もドアの取っ手も全て、彼のデザイン工房で作られています。 多くの材料は、オレゴン州の地元や現在のBDDWの工房のあるPhiladelphiaとLostineから調達していて、そこに住む多くのスタッフの仕事と生活を支えています。
こんな風に、地元の家業を救っただけでなくコミュニティー全体をサポートし続けるHays氏のビジネスは、これから日本が海外へ進出する際のヒントとして生かせそうですね! Fenty Beautyは2017年9月にリリースした、Rihannaが監修するメイクアップブランドです。(以下Fenty)私も愛用しています💄 6月末の3日間、それぞれ場所を変えて、新作のアイシャドウパレット”モロッカンスパイス”のポップアップが行われました。Dantéがプロップ制作で参加。アイシャドウの色に合った16色のスパイスを表現しました。 過激なマーケティング 公式サイト以外での公式販売店はSephoraと Harvey Nicholsのみです。店頭では売り切れが続出するほどの大人気。 Rihannaは過去にMACとのコラボレーションでVIVA GLAM というHIV/AIDS感染者へ向けてチャリティーラインを立ち上げ、スマッシュヒットを作りました。 近年で、芸能人がプロデュースしたメイクアップで人気のラインだと、Kylie Beauty(Kylie Jenner)やKKW(Kim Kardashian)があります。Fentyはなんと最初の月でKylie Beauty年間最高売り上げの5倍を達成し、翌月はさらに34%も上回りました。 数あるメイクブランドの中、Fentyの成功の秘密は強烈なブランディングにあります。特に世間を沸かせたのはこの二つ。 1. 40色のファンデーション Fentyのファンデーションは40色。メイクアップ業界では人種の多様性に欠けた製品が多いところに注目し、誰もが満足するユニバーサルなファンデーションを目指しました。動物実験をしない低刺激性にこだわり、空気のように軽くてどんな肌質でもツルツル素肌っぽく仕上がります。 開発に2年かけ、ファッションメディアが最も盛り上がる 9月のNew York Fashion Weekに合わせてデビューしました。 (あまりにも出来過ぎなので、プロメイクさんに聞いたところ、やっぱりシリコンのようなものが入ってるらしく、毎日は避けた方がいいみたい😅) その結果として色素欠乏症の女性が自分に初めて合うファンデーションが見つかったとインスタしたところ、その反響がすごいったら... メディアやファッション&ビューティブロガー、インフルエンサー達がこぞって彼女のポストを取り上げました。(もちろん裏に仕掛けがあるとは思いますが...) 2. 「Cuz I'm bl💪🏾ck Bi👅ch」 「なんで彼女の髪はチリチリなの?」と不愉快な表現でツイートをされた事に対してのRihannaの回答。この潔い発言が有色人種から支持され、2011年から名言として語り継がれた挙句の果てに、商品名になってしまいました。 これまでにない漆黒のアイライナーの出来上がりです✔️ 2017年からアメリカでは人権に関するキャンペーンが相次いで活発に行われています。あらゆる業界に影響を与えているのは皆さんもご存知の通りです。
Fentyのブランディングは、今の時代の価値感にぴったり合っています。サイトやインスタグラムをぜひ見てみて下さい。モデルの起用の仕方や、個性の出し方が他のブランドと明らかに違います。人種や性別の壁を超えた新しい美容マーケティングのモデルと言えるでしょう。 5月に渋谷で行われたSK-IIのポップアップは、AIとARの最新技術を駆使した革新的なイベントでした。 このポップアップのデザインを担当したのは、Brooklynベースのデジタルエージェンシー、HUGE。
SK-IIの目的は、 「デジタルテクノロジーは、実店舗でも顧客体験を変えることができるか?」 というテストでした。 美容業界(特にe-commerce)が抱える主な問題点は、個人レベルのマーケティングが進んでいないという事。ジェネレーション、ファッション、ライフスタイルのみのブランディングでは不十分で、いかに個人に合わせた提案が出来るかが課題となっています。 そこでHUGEがポップアップに導入したのは、ゲストの顔や身体の動きを読み取り、そこから感情を分析したり、その人の肌質を具体的に診断できるスキャニングシステム。(詳しくは上のYouTubeをご覧ください) ここからが日本のニュースに出ていないところ👇🏼‼️実はこの他にも仕掛けがあったのです😎 ゲストが製品に触れるたび、または通りがかりに表情をスキャンし、パッケージのヴィジュアルがどんな影響を与えるのか、リアルタイムでテスト出来るというもの。 デザインのテストマーケティングが生で出来るなんて、こいつは凄い...👀 HUGE側の最大のゴールは、センサーむき出しの空間を作りつつ、コンピューターやカメラを表に出さないこと。なんとカメラ42台のうち、39台はゲストの目に付かない場所に隠れていたのです🙈 HUGEの代表によると、期間中は来場者数が予想をはるかに上回り、コンピューターが壊れるんじゃ無いかというくらいフル稼働。表情スキャニングの結果、満足度は非常に高くこのイベントは成功でした。 この結果を活かしSK-IIはデジタルテクノロジーを実店舗で使って、ARと連動することで、個人レベルでサービスを受けれるところまで開発を進めています。👩🏻⚕️ ぜひ体験してみたいです! カタールのHamad国際空港に、マルチブランドの巨大ポップアップが出現しました〜! これはカタールDuty FreeとEstée Lauder社がパートナーシップを組んで、傘下のCLINIQUE, LA MAR, TOM FORDと一緒にプロモーションしたものです。 Hamad国際空港は、現在世界で最もラグジュアリーでイっケイケな空港だと言われています➡️詳しくはCNNで写真をご覧ください。 このポップアップが目指したのは、 「世界最高の空港で世界のトップラグジュアリー美容の提案と、5スターカスタマーエキスペリエンス⭐️」 以下が実践した一例です。 1. お客さんが自分で理想のファンデーションカラーを選ぶことができる、"Digital iMatch"の導入 2. 無料のミニフェイシャルエステや、唇をぷるっとさせる施術のサービス 3. ホリデー柄に合わせたギフトラッピング 4. メイク、コスメティック、フレグランスの積極的な無料サンプルの提供 こんな時に日本人のカリスマ美容業界人や販売員なんかを派遣して、レベルの高い研修なんかをすると良いですよね〜☺️ Eid al-Fitr に合わせたマーケティング Eid al-Fitrとは、イスラム教の中で最も楽しく重要なホリデーです。ラマダンが終わった直後の初日から新月が見えるまで約1〜3日間続きます。住んでいる場所と年によって月の出方が変わるので、お正月やクリスマスと違って毎年いつになるのか変動します🌝ちなみに今年、アメリカでは6/14〜6/15でした。世界各地のEid al-Fitrはググれば分かりますよ。 Estée Lauderポップアップはその時期の前後で、約3週間開催されました。 ホリデー中は、貧しい人へ寄付をしたり、ギフトを送ったり、子供にお小遣いをあげたりと、イスラム圏の人々の気持ちがスーパーポジティブになっています🎁 ちなみにEid al-Fitrのギフトは、お菓子、花束、おもちゃ、生活雑貨、洋服など、クリスマスと同じような内容です。 Hamad国際空港は中東諸国を繋ぐ重要な役割があります。男尊女卑はまだまだ強いと思っていたのですが、あえてコスメティック=女性ターゲットで仕掛けたというところに興味が湧きませんか🤔 女性に対する宗教的な法律の緩和やソーシャルメディアの普及によって、トレンド情報が入りやすくなった為、メイクアップに対する意識が高くなっているようです。 中東女性の美容5つのトリビア 1. 美容マーケットが一番大きいのはサウジアラビア。女性がワークフォースとして認められつつあり外出の機会が増えることで、キャリアウーマンのプライオリティーがメイクアップになっている。それに次いでイラン。どちらの国も女性がカラーメイクをするようになり、社会もそれを受け入れるようになった。
2. サウジアラビアで、Halal & オーガニックコスメのシェア率は2022年までに37%になる予想(TechSci調べ) 3. メイクが濃いのはアラブ首長国連邦の女性。ソーシャルメディアを通してファッションの関心が高い。Kim Kardashianが超絶人気。 4. ドバイ発のビューティチェーン、Wojoohの中東エリアの店舗数はSephoraよりも多いが、どちらもChalhoub Group(Luxury リテール)の事業。只今一人勝ち中。 5. アメリカのドラッグストアコスメ、Cover Girlは昨年イスラム女性を初めてブランドアンバサダーとして起用した。それから続々とイスラム系インフルエンサーが登場し絶大な信頼を得ている。 美容ライターやマニアじゃないフツーの人でも、インターネットのレビューから質の高い情報を得れるようになりました。近年では中国・韓国系モデルのトレンド効果もあり、憧れのアジア人肌(年齢を感じさせない)になるためのスキンケアブランドが注目されています。 アジア系美容はK-Beautyがリード スキンケア重視の韓国美容が一気にアメリカに出てきました。2015年のK-beatyの輸出はアメリカだけで159%アップ、日本円換算で、約230億円です。 以下がK-beautyがアメリカで注目されている事実の一例です。 1. LVMHがClio Cosmetics Co.,を買収(2016年) 2. マンハッタンにはNature RepublicやThe Face Shopが続出、フェイスマスクの人気拡大に貢献 3. NordstormがK-beautyポップアップを開催(リンク) 4. ロレアル、ユニリーバ、エスティローダーが韓国美容の企業に投資 5. セフォラではK-beautyの売り場を拡大 6. Targetが自社で韓国の美容キュレーターを獲得し、新商品開発を始めた これだけ顕著だと、どれだけの勢いか一目瞭然です。2017年は中国でのマーケットが縮小したのに対し、アメリカではまだまだ人気が続きそうです。 K-Beautyはアメリカのティーンからミレニアル女子にフィットしています。韓国の女の子たちのソーシャルメディア好き、YouTube好きが次々と新商品やチュートリアルをポストしたことがさらに加速させたよう。この世代が特に好きなのは、 Euromonitor Internatioanlは成功の秘密は以下の要素だと分析しています。 1. 可愛くて遊びのあるパッケージ 2. 楽しい香りとテクスチャー 3.パッケージに「アンチエイジング」などプラスアルファの効果が書かれている 4. トレンドの原材料を使ってる 5. アメリカでは聞き慣れない原材料を使っている(緑茶、竹エキス、火山島で取れた炭、カタツムリなど...) スキンケアに関して言えば、エキゾティック=オーガニックというイメージの方程式があるのでそれも加味したようです。 身近な友人はまだ先がけの頃に、庭でカタツムリの養殖を始めたほど🐌韓国美容技術を取り入れたMade in USAの製品がこれからもっと出てくるだろうと読んだのです。美容とは無縁の男性にまで浸透しています。 絶対イケる!日本美容のアメリカ進出 アジアの中でコスメティックのリーダーは日本だと言われているのに、アメリカには日本のコスメが無いのはなぜ!?😭 K-Beautyが10代後半〜37歳をターゲットにしているならば、日本の美容ブランドは40代以上といった位置づけになっています。というのも日本のブランドはSHISEIDOとSK-IIしかなく、後者はKate Blanchettをブランドアンバサダーにしていてるから分かりやすいんです。それにしても2ブランドしか無いって... 時々帰国した時は、いつも日本のコスメの種類と機能に驚きます。海外のラグジュアリーブランド並みのクオリティーでも、駅にあるお店でで2000円とかで買えちゃうんですから😍
パッケージは壊れないし印刷は消えないから、使い終わるまで見た目がキレイ✨ブランディングが徹底してるから、自分好みが見つけやすいんです。さらに美容器具の進化といったら異次元です...🙌 海外生活してる女性からすると、宝の山。 (ちなみに先日Panasonicのフットスパマシーンをわざわざ日本から取り寄せてしまったんだけど、大正解でした🙆🏼) 日本のメーカーがアメリカ向けに中堅価格ブランドを作って、売れないわけが無いと思うのです。 「整形しなくても肌が綺麗」 というのもJ-Beautyの売りになるはず。 さらにさらに...韓国はお手入れのステップがいっぱいあるのに対し、日本はもっとシンプル。忙しいニューヨーカーのライフスタイルにも合います。 高機能オールインワンゲルとか集めて「Beauty Jello Bar」(名前が思いつきませんでした)とかってポップアップやったら面白そう😆あとウェットタオルのサラサラシート系集めて「Multi function beauty tissue lab」(すみません、これも名前が...)とか?😚 抹茶やラーメンがアメリカにすっかり根付いたんだから、J-Beautyもしかり! 日本の美容メーカーの皆さんの進出と活躍を陰ながら応援していまーす✊🏻 つい先日アメリカのマーケティング関連のニュースで「日本の美容業界が世界へ向けてようやく目覚めた!」という記事を見つけました。J-Beautyと表現されていて、Threeの人気と照らし合わせて、Muji, UNIQLO, Marie Kondoさんの国際的なブランド力の高さが評価・分析されてました。 日本人のわたしとしては「えー今さら!?」と思ってしまったのですが、確かにアメリカではアジア圏の中で、韓国美容がダントツでリードしていて、路面店がマンハッタンのあちこちに出来ています。アメリカのアマゾンでも韓国系のコスメティックは売れ筋でいつも上位に上がっています。 資生堂とSK-II はかなりのブランド力でみんなの憧れ。ラグジュアリー過ぎるから、アジア系のお金持ちしか買わないのは事実。 一般的にはメイクアップはやっぱりMacが人気で(ヴィジュアルのキャンペーンうま過ぎ)、スキンケアはカタツムリとフェイスマスクがいい、みたいな...😆 そこで、今月はアメリカにも日本のカジュアルな美容が進出してくるだろう(して欲しい!!)と見込んで、ビューティ関連のポップアップについて注目してみたいと思います💄 Brydie Beauty Lab by Nordstorm Brydieは美容専門のオンラインメディア。ランウェイのメイクアップトレンドからメーカーの最新情報までタイムリーに発信しています。 CLINIQUEが母体で、ミレニアルとジェネレーションZ世代専門のマーケティング事業部が運営しています。ヴィジュアルやコンテンツはCMG Studios(インハウスのクリエイティブエージェント)とINF Network(トップブロガー&インフルエンサーを55人以上を斡旋するエージェント)が構成しています。 2017年12月1日〜15日まで、NORDSTORMはBrydieがキュレーションするブランドまたは製品のポップアップを開催しました。 場所はマンハッタンにあるポップアップ専門の393 Broadway。とっても忙しい界隈です。窓ガラス越しに女子ならなになに!?と興味を惹かれずにはいられない空間。 中に入るやいなや、お姉さんにトートバッグを渡されて一言。 「サンプル欲しいの好きなだけ持って帰ってねー😘」 えーーーーー😍😍😍 ちょうど美容液とクリームを探してたので家に持ち帰り15種類ほど試しましたが、どれも本当に素晴らしい! ちなみにわたしはMxxx's 百貨店のとてつもなく広い売り場のコスメティック&フレグランスのディスプレイの仕事もしていたのでブランドの知識はそこそこあります。スタイリストをしながら撮影中にメイクさんとも話しますし、なんたって親戚には美容のエキスパートがいるので結構詳しくなってしまったんです。 インフルエンサー入りの写真はこちらから。 果たしてポップアップの効果は...!? Nordstromeの目的は、Onlineで取り扱う新しいビューティプロダクトとお客さんが触れる機会を作り、信頼を獲得して、購入に繋げるというもの。 有名どころを含め、ちまたに無数あるブランドの中からBrydieのエディター達(ビューティインフルエンサー)によって一点づつ選出されているので、感覚的にお客さんとの距離が近く、どれを選んでも高いクオリティーが保たれています。もちろんデザイン性も含まれます。こうすることでポップアップでは手に取ってから購入まで、選ぶ権利はお客さんに完全に主導権を握らせることができるので、美容スタッフはいません。 確かに半分くらいのブランドは初耳でした。選ばれたブランド側にとっては最高の機会だったと思います。Nordstrom側にとっても、メインストリームのブランドだけならず、若い世代を抑えることでさらにマーケットを広げた事でしょう。 美容って個人で本当に合う合わないが別れるから、実際に試してもらわない事には始まりませんからね〜😙 こうして考えるとやっぱり日本の美容業界って、ブランディングから美容部員のトレーニング、メディアまで超絶したレベルですね。もっとニューヨークにも出てきて欲しいな〜❤️ 5月はニューヨークでNYCxDESIGNと呼ばれるデザインウィークが開催されていました。展示会、イベントやパーティが目白押しでした。 ICFFとRedBull Music Festival とInterMixのPOPUPプロジェクトが同時進行していました。(それぞれの舞台裏の様子は別の日記にて)お陰様で私たちも大忙し💦パートナーって本当に大切だと実感した月でした😍 NYCxDESIGNとは...!? New York City Economic Development が運営してる、スポンサープログラムです。 New York Cityのデザイン文化の発展を目指し、経済効果をあげる為に各イベントの繋ぎ役なっています。 具体的には、NYC中に$800,000相当の広告を掲げたり、インテリア雑誌への掲載、アワードを開催、ソーシャルメディアなどのデジタルマーケティングを行っています。2018年は347,000人(うち海外から9,900人)が訪れました。 以下の2つが主なイベントです。 ICFF WANTEDDESIGN この他にもdesin milkが主催のイベントや、通常は12月のリテール向けのオープンショールーム、Market Weekも開催されていたので、見所満載、出会いもたくさんあって刺激的でした。 design:retail マガジンが主催する授賞式イベントHONORSに行ってきました。 このイベントは2つのアワードから構成されています。 Markopoulos Award ヴィジュアルデザインに関する全ての分野に影響を与え、功績を残した人物に与えられる。受賞者は毎年1名過去の受賞者によって選出される。今年はFITで講師を務めるAnne Kong。現在Bergdolf Goodmanのwomen's fashion とストアプレゼンテーションのディレクターであるLinda Fargoも2001年に受賞している。 40 Under 40 リテールでヴィジュアルデザインに関する全てのプロデュースとデザインの分野で活躍した40歳以下の人物40人に送られる賞。 会場はグランドセントラル前のGrand Hyatt Hotel。授賞式前後ではカクテルパーティが開かれ、受賞者、スポンサー、関係者の交流が楽しめました。 ここで衝撃的な出会いが...!!! IMAX3Dのネイチャードキュメンタリー"Baikal: The Blue Pearl of Siberia"のプロデューサーを務めるJohn Corso氏。数多くのTVシリーズのプロデューサーを務め、日本でも有名なものだと映画グレムリン2やゴーストバスターズなどでクレジットされています。貴重なキャリアアドバイスを頂いた上、コーヒーのお誘いも頂きました。 他にも、スポンサーを務めるファイナンシャルプランナーの方からオフィスへのお招きや、高級不動産を扱うDouglas Ellimansのブローカーの方に業界向けパーティへのお誘いも頂きました。(オープンハウス向けのインテリアスタイリストを探しているとのことで...嬉しいです😍。) ラグジュアリーインテリアイベント、ICFFのレポートです。 ここ近年、NYのデコレーションの傾向は、写真よりもグラフィティスタイルのペイントやらネオンやらカスタムスカルプチャーを入れて、ストリートアート感を取り入れています。特に新しいホテルのロビーやバーなんかでははっきりとそのトレンドがインテリアに反映されています。 今年も世界中からアイデアいっぱいの面白いデザインがたくさん集まりました! 私たちもちゃんと働いていますよー😆 どんなにシンプルな設営でも、毎回何かが起こるのがアメリカ。 初日に壁がたってないことぐらいザラですね〜。 ここだけの話...
ICFFでは製品やブースのデザインアワードがあります。審査員は会場入りして、たったの2時間で各カテゴリーの審査をします。人によっては結構チャラく、個人的な好き嫌いで決めちゃうそうな....😓 |
中尾ユウコ青木チサトヴィジュアルデザイン/コンサルタント
2000年にオープンした3300坪の大型ライフスタイル提案型アパレルの立ち上げVMDメンバーとして出会う。その店舗専用のVMDマニュアル&システムを築きあげ、ヴィジュアル漬けの日々がスタート。 以降、究極のVMDを目指すべくそれぞれ修行の道へと撃進する。 2009年Yukoはニューヨークへ活動の場を移す。世界最古&最大の売り場面積を誇る、クリスマスで有名な百貨店のウィンドウチームに配属。作ったウィンドウ数知れず。(本当に数えれない...) 2010年Chisaは東京でスウェーデン発世界一の店舗数&売り上げを誇るあのアパレルでVMDとしてトレーナー、フラッグシップ店統括に就任。育てたスタッフと立ち上げたプラン数知れず。(計測不可能の域に達した) 数年後二人ともあっさり離職。同じところに居続けれないタイプ。 現在もVMDの領域を超えて、NYCと東京でクリエイティブなフリーランス生活を謳歌している。 Archive
7 月 2018
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