美容ライターやマニアじゃないフツーの人でも、インターネットのレビューから質の高い情報を得れるようになりました。近年では中国・韓国系モデルのトレンド効果もあり、憧れのアジア人肌(年齢を感じさせない)になるためのスキンケアブランドが注目されています。 アジア系美容はK-Beautyがリード スキンケア重視の韓国美容が一気にアメリカに出てきました。2015年のK-beatyの輸出はアメリカだけで159%アップ、日本円換算で、約230億円です。 以下がK-beautyがアメリカで注目されている事実の一例です。 1. LVMHがClio Cosmetics Co.,を買収(2016年) 2. マンハッタンにはNature RepublicやThe Face Shopが続出、フェイスマスクの人気拡大に貢献 3. NordstormがK-beautyポップアップを開催(リンク) 4. ロレアル、ユニリーバ、エスティローダーが韓国美容の企業に投資 5. セフォラではK-beautyの売り場を拡大 6. Targetが自社で韓国の美容キュレーターを獲得し、新商品開発を始めた これだけ顕著だと、どれだけの勢いか一目瞭然です。2017年は中国でのマーケットが縮小したのに対し、アメリカではまだまだ人気が続きそうです。 K-Beautyはアメリカのティーンからミレニアル女子にフィットしています。韓国の女の子たちのソーシャルメディア好き、YouTube好きが次々と新商品やチュートリアルをポストしたことがさらに加速させたよう。この世代が特に好きなのは、 Euromonitor Internatioanlは成功の秘密は以下の要素だと分析しています。 1. 可愛くて遊びのあるパッケージ 2. 楽しい香りとテクスチャー 3.パッケージに「アンチエイジング」などプラスアルファの効果が書かれている 4. トレンドの原材料を使ってる 5. アメリカでは聞き慣れない原材料を使っている(緑茶、竹エキス、火山島で取れた炭、カタツムリなど...) スキンケアに関して言えば、エキゾティック=オーガニックというイメージの方程式があるのでそれも加味したようです。 身近な友人はまだ先がけの頃に、庭でカタツムリの養殖を始めたほど🐌韓国美容技術を取り入れたMade in USAの製品がこれからもっと出てくるだろうと読んだのです。美容とは無縁の男性にまで浸透しています。 絶対イケる!日本美容のアメリカ進出 アジアの中でコスメティックのリーダーは日本だと言われているのに、アメリカには日本のコスメが無いのはなぜ!?😭 K-Beautyが10代後半〜37歳をターゲットにしているならば、日本の美容ブランドは40代以上といった位置づけになっています。というのも日本のブランドはSHISEIDOとSK-IIしかなく、後者はKate Blanchettをブランドアンバサダーにしていてるから分かりやすいんです。それにしても2ブランドしか無いって... 時々帰国した時は、いつも日本のコスメの種類と機能に驚きます。海外のラグジュアリーブランド並みのクオリティーでも、駅にあるお店でで2000円とかで買えちゃうんですから😍
パッケージは壊れないし印刷は消えないから、使い終わるまで見た目がキレイ✨ブランディングが徹底してるから、自分好みが見つけやすいんです。さらに美容器具の進化といったら異次元です...🙌 海外生活してる女性からすると、宝の山。 (ちなみに先日Panasonicのフットスパマシーンをわざわざ日本から取り寄せてしまったんだけど、大正解でした🙆🏼) 日本のメーカーがアメリカ向けに中堅価格ブランドを作って、売れないわけが無いと思うのです。 「整形しなくても肌が綺麗」 というのもJ-Beautyの売りになるはず。 さらにさらに...韓国はお手入れのステップがいっぱいあるのに対し、日本はもっとシンプル。忙しいニューヨーカーのライフスタイルにも合います。 高機能オールインワンゲルとか集めて「Beauty Jello Bar」(名前が思いつきませんでした)とかってポップアップやったら面白そう😆あとウェットタオルのサラサラシート系集めて「Multi function beauty tissue lab」(すみません、これも名前が...)とか?😚 抹茶やラーメンがアメリカにすっかり根付いたんだから、J-Beautyもしかり! 日本の美容メーカーの皆さんの進出と活躍を陰ながら応援していまーす✊🏻
1 コメント
末次 央宜
5/8/2020 07:31:43 pm
とても興味ある記事でした。
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中尾ユウコ青木チサトヴィジュアルデザイン/コンサルタント
2000年にオープンした3300坪の大型ライフスタイル提案型アパレルの立ち上げVMDメンバーとして出会う。その店舗専用のVMDマニュアル&システムを築きあげ、ヴィジュアル漬けの日々がスタート。 以降、究極のVMDを目指すべくそれぞれ修行の道へと撃進する。 2009年Yukoはニューヨークへ活動の場を移す。世界最古&最大の売り場面積を誇る、クリスマスで有名な百貨店のウィンドウチームに配属。作ったウィンドウ数知れず。(本当に数えれない...) 2010年Chisaは東京でスウェーデン発世界一の店舗数&売り上げを誇るあのアパレルでVMDとしてトレーナー、フラッグシップ店統括に就任。育てたスタッフと立ち上げたプラン数知れず。(計測不可能の域に達した) 数年後二人ともあっさり離職。同じところに居続けれないタイプ。 現在もVMDの領域を超えて、NYCと東京でクリエイティブなフリーランス生活を謳歌している。 Archive
7 月 2018
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