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# Win-Winを肌で感じれる環境

5/8/2018

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アメリカでは、業者もクライアントも関係はwin-winなのは良く知られていること。フリーランスも業務委託も同じです。

例えば、こんな場面はもう日常茶飯事です👇🏼

現場やon setの仕事になるとランチが出ないと、きっちり請求が来ます。

一日につき、4時間以上は雇わない、もしくはそれと同額を支払わないと違法になります。

納税用ペーパーワークの種類が違うと、サインしてくれません。

業務が週40時間を越えると、必ず誰かしらオーバータイムの請求をします。そして強制できません。(無視すると監査が入りとんでもない賠償金を支払わされる)

危ない仕事は断わられる権利があります。(保険も保障も無いから)

深夜を越えるとタクシー代の支給は当たり前です。

根性論や恩返しで仕事はしないのがアメリカです。これがWin-Winであり、お互いをリスペクトする良い環境づくりに役立っています。

...とはいえ、エコひいきはもちろんあります。そんな時は必ず「It's not fair!!!」が聞こえて来ますが😅

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#NYはなぜ高い!?

5/3/2018

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簡単に言うと、人件費が高いからです。

...と言うとつまんないので、具体的な金額を検証してみましょう!

マンハッタンの1K(Studioと呼ばれる)の家賃は安くても$1,800〜というの知っていますか?
Conde Nast(出版社)の新入のアシスタントライターの日当は$400です。
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2018年のニューヨーク市の最低賃金は$15.00 (従業員が10人以下の場合は$13.50)。
これを見ると時給$20-$25の人でさえ、経験値があまり高くないアシスタントレベルだと言うことが解ります。

では具体例として、シンプルな5面体の白い展示台を作ってもらうとしましょう。
それにかかるコストの内訳は...

1. 材料費(輸送代混み)...$120
2. 場所代...$50/day
3. 梱包材...$50
4. デリバリー費...$80
5. 塗装材料費...$60
6. 人件費 $40/hour (12時間、買い物&梱包時間含む)...$480

合計 $840.00(消費税混み8.875%)

普通に考えると無いわあ...ですよね。
でもこれが現状なんです。簡単な什器を一人で全部作れる人(クオリティは別として)の時給は最低でも$40、通常$45〜$60が発生します。それには技術料の他に、電動工具や道具をメンテナンスする料金や時間も含まれます。それに自営業の場合は32%が税金   として納めないといけないのでそれを考えると決してボってる金額ではありません。さらに途中でプランが変更した場合などは、もちろんその分の時間と材料費が上乗せになります。

舞台、映画やTVの撮影、展示会会場はUnion(ユニオン)と呼ばれる労働組合の労働者を雇います。
以下はそれぞれの組合員1人の平均的なレートです。(ポジションによって変動します)

Javits Center (NYの展示会のメッカ) $175/hour
メトロポリタンオペラ $80/hour 7時間以上の労働で$160/hour
TV, 映画のアートディレクター $1,000/day
広告関係の撮影のアーティスト(カメラマン、ヘア、メイク、スタイリスト、セット等) $2,000〜/day(エージェント属)$500〜/day(非エージェント)

Non-Unionや非エージェントのフリーランスの技術者やアーティスト職で、経験5年以上の人の時給は$30〜$50が基本です。フリーランスの場合は、経験値によって自分の価格は自分で決めれるので内容や拘束時間によっては、正当な金額を交渉されます。彼らの時間と知識と技術を買うという感じです。
リアルな話ですが、日本の個人や企業さんが、NYレートの下調べ無しで見積もりなどを依頼すると、まずはだいたい金額の高さに驚かれます。
「昔のよしみなんだし、安くできるでしょ〜」と言われて安請け合いするとさあ大変。
こういう場合に頼りになるのは友人やずっと付き合いのある方たち。その彼らにもディスカウントせざる得なくなり、信用を失ってしまい、将来協力をしてもらえなくなったりと、必ず自分に返って来ます。
NYでは一人一人の意識レベルの違いから、信頼できる関係を作るのは時間と経験の積み重ねなので、これだとリスクが大き過ぎます。

他にはアフターフォローの仲介が出て来たり、ついでにあれもこれもと膨らんでいったりする事です。ものを作って売るだけならともかく、サービス業務でしかも紹介した相手だともうエンドレス...

そんなことで過去の経験から学んだ事を書いてみました。今はバッサリと自分の基準に沿って案件を受けるようにしています。

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#未経験でも時給30ドルでアート職につく方法

5/1/2018

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えっ!
​と思われるかもしれませんが、実際に私がいたスタジオにそんな人がいました。

彼女はスカルプティング部門のフリーランス。当時は5人の部署でした。私は別のチームにいたのですが、噂は度々耳にしていました。私のパートナーが彼女と同じチームにいて、あまりにも彼女の行いが調和を乱すものだったので、一人でチェーンソー(=集中しなきゃいけない & 単純に腕を左右に動かすだけ)を持ってもらい、一心不乱に作業をしてもらわざるを得なくなりました。

彼女、結局クビになりシーズンの途中で抜けました。

そのずっと後でのパーティでのこと。誰がが彼女のレートの話をしていたのを聞いて、みんなでアゴが外れる羽目に。
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ささ..さ..30ドルうううう〜〜〜〜😱


会社に3年以上いる正社員アーティストよりも高い時給だったのです。周りのみんなの評判は、多分アシスタントを1.5回くらいやっただけじゃ無いんか、ってくらい経験の無さを指摘してたから、これはショックでした。

ではどうやってこんな高給で、彼女はスタートできたのでしょう。

面接のプレゼンが抜群にうまかったのです。その時の面接官もアーティストでは無いため「NYのトップアートスクールを出ている、他の有名なアーティストの仕事をした」とか聞いて、ホイホイ乗せられちゃってたみたい...(見抜いてよ)

しかもアシスタントみたいな作業はしない、自分がリードするみたいなことまで言い出して、指示されていないものを勝手に作り始めたり(それをクライアントが見て精度の低さに実のリーダーが怒られる)事が頻発していました。

実はこういう事が起こるの、ここだけの話じゃ無いんです😳

アメリカでは面接時に「これくらい経験がある!」って話をマンガ盛りくらい盛り上げます。雇われたいだけで無く、それで最初のお給料が決まるからです。

そしてすぐバレて問題になってクビになる...
(一緒に仕事してみて、やたら文句言ったり、言う事を聞かない人ほどこういう傾向があるようです。)


でもこれでOKみたいです😵

良く考えてみたら、次の面接でもし前のお給料聞かれた時には、それがベースになるので同じ額か、もっともらえる可能性があります。その上、少しづつでも経験として積んでいけますからね。

こうして先ほどの彼女も時給は$30からという自分のベースを作ってしまいました。





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#これが日本のモノだったらなあと思うもの

3/6/2018

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生活していて個人的に感じること、ニューヨークに住んでる日本人に聞いたことを書きました。

プラスチックバッグとペーパーバッグ

アメリカでは日用品などの買いものに行くと必ずビニール袋を二重にされます。もちろん破れを防ぐためですが、それでもパッケージの角が触れるだけで、すぐ裂けるほどヘナチョコです。

紙袋は持ち手をくっつけてるところが弱くてすぐに取れるし、雨が降ったらおしまいです。もちろん雨よけカバーなんていう親切なサービスありません。バッグが破れるたびに、激おこぷんぷん丸です!

リサイクル先進国のパラドックス?と不思議に思って仕方がありません。エコバッグを持ち歩く人も増えましたが、それでも日本のようにビニール袋をストックしておいて、他のことに再利用(英語でRecycle)する人は少ないです。

日本の使い捨てバッグは捨てられません。

99¢ストア

いわゆる100均です。
わたしはいつか、日本の100均グッズのポップアップストアをアメリカで開催してみたいです。一つ$5にしても売り切る自信があります。アメリカには無い、アイデアとクオリティが100均には詰まっているからです。

$8でテープが切れるチタンハサミを買いました。仕事がらよく使いますよ、でも約3ヶ月で使うたびにクリーニングが必要になるなんて...ちなみに日本で同じくらいの値段で4年前に入手した、フッ素加工のハサミは今だ現役バリバリです。

ちなみに多くの100均のお店のVMDは、まるでAmazonの「これにも注目」「チェックした商品の関連商品」を実態化したようなレイアウトになっていて頭が上がりません。

家具と家電のデザイン

アメリカのかっこいいとされているデザインはとにかくデカくて重くて収まらない!土地が広い地方はいいですよ、でもニューヨークには、小さなアパートや6畳〜8畳間くらいの狭い部屋も多いんです。
​多機能な家具や、場所を取らない家電を探そうとすると一苦労します。
確かに小さくて軽いものもあるけれど、使えりゃいいというもんじゃ無いし...
​
日本のデザインは収まりよく工夫されているので、ニューヨークのタイトな空間にはぴったりなんです。
各メーカーのみなさん、ぜひニューヨークへ来てください。

プラスチックのパッケージ

日本のプラスチックで出来たパッケージは象が踏んでも割れないでしょう。アメリカのは誰にも踏まれなくても勝手に割れています。

ボトルキャップなんかがその代表例です。
わたしはブロンドヘア〜なので、ブルーシャンプーという特殊なものをオーダーするのですが、きちんと梱包されていたにも関わらずキャップが割れて、青紫色のグロ美しい液体が箱の中に広がってたことがあります。ハチミツをオーダーした時もそんなことがありました。
だいたい商品を使いきる前にパッケージが壊れてしまうことが多いのです。中身やグラフィックデザインは唯一無二なのに、悲しいことに誰もそこはこだわってくれないんですね。

ポテチのバッグも、横に開かず、縦に裂けるから最後まで食べないといけなくなるんです!

日本のパッケージメーカー屋さん、どうか助けて下さい。

印刷

最後になんと言っても悪質なのがこれ。
夏場なんかに新聞や雑誌を握りしめていると、手がインクに犯されます。その手でつい真新しい、白いドレスを捲し上げると....もうお分りですね。

読書好きのニューヨーカーのために、どうか指紋フリーな新聞と雑誌を作って下さい。




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    中尾ユウコ​青木チサト

    ヴィジュアルデザイン/コンサルタント

    2000年にオープンした3300坪の大型ライフスタイル提案型アパレルの立ち上げVMDメンバーとして出会う。その店舗専用のVMDマニュアル&システムを築きあげ、ヴィジュアル漬けの日々がスタート。

    以降、究極のVMDを目指すべくそれぞれ修行の道へと撃進する。

    2009年Yukoはニューヨークへ活動の場を移す。世界最古&最大の売り場面積を誇る、クリスマスで有名な百貨店のウィンドウチームに配属。作ったウィンドウ数知れず。(本当に数えれない...)

    2010年Chisaは東京でスウェーデン発世界一の店舗数&売り上げを誇るあのアパレルでVMDとしてトレーナー、フラッグシップ店統括に就任。育てたスタッフと立ち上げたプラン数知れず。(計測不可能の域に達した)

    数年後二人ともあっさり離職。同じところに居続けれないタイプ。


    現在もVMDの領域を超えて、NYCと東京でクリエイティブなフリーランス生活を謳歌している。

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