5月に渋谷で行われたSK-IIのポップアップは、AIとARの最新技術を駆使した革新的なイベントでした。 このポップアップのデザインを担当したのは、Brooklynベースのデジタルエージェンシー、HUGE。
SK-IIの目的は、 「デジタルテクノロジーは、実店舗でも顧客体験を変えることができるか?」 というテストでした。 美容業界(特にe-commerce)が抱える主な問題点は、個人レベルのマーケティングが進んでいないという事。ジェネレーション、ファッション、ライフスタイルのみのブランディングでは不十分で、いかに個人に合わせた提案が出来るかが課題となっています。 そこでHUGEがポップアップに導入したのは、ゲストの顔や身体の動きを読み取り、そこから感情を分析したり、その人の肌質を具体的に診断できるスキャニングシステム。(詳しくは上のYouTubeをご覧ください) ここからが日本のニュースに出ていないところ👇🏼‼️実はこの他にも仕掛けがあったのです😎 ゲストが製品に触れるたび、または通りがかりに表情をスキャンし、パッケージのヴィジュアルがどんな影響を与えるのか、リアルタイムでテスト出来るというもの。 デザインのテストマーケティングが生で出来るなんて、こいつは凄い...👀 HUGE側の最大のゴールは、センサーむき出しの空間を作りつつ、コンピューターやカメラを表に出さないこと。なんとカメラ42台のうち、39台はゲストの目に付かない場所に隠れていたのです🙈 HUGEの代表によると、期間中は来場者数が予想をはるかに上回り、コンピューターが壊れるんじゃ無いかというくらいフル稼働。表情スキャニングの結果、満足度は非常に高くこのイベントは成功でした。 この結果を活かしSK-IIはデジタルテクノロジーを実店舗で使って、ARと連動することで、個人レベルでサービスを受けれるところまで開発を進めています。👩🏻⚕️ ぜひ体験してみたいです!
2 コメント
八尾 博
3/4/2019 02:10:07 pm
残念ながら私は見ていませんが、同時期にヨーロッパや中国でも実験店舗を展開しているみたいです。
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Yuko Nakao
3/4/2019 10:54:19 pm
八尾 博さま
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中尾ユウコ青木チサトヴィジュアルデザイン/コンサルタント
2000年にオープンした3300坪の大型ライフスタイル提案型アパレルの立ち上げVMDメンバーとして出会う。その店舗専用のVMDマニュアル&システムを築きあげ、ヴィジュアル漬けの日々がスタート。 以降、究極のVMDを目指すべくそれぞれ修行の道へと撃進する。 2009年Yukoはニューヨークへ活動の場を移す。世界最古&最大の売り場面積を誇る、クリスマスで有名な百貨店のウィンドウチームに配属。作ったウィンドウ数知れず。(本当に数えれない...) 2010年Chisaは東京でスウェーデン発世界一の店舗数&売り上げを誇るあのアパレルでVMDとしてトレーナー、フラッグシップ店統括に就任。育てたスタッフと立ち上げたプラン数知れず。(計測不可能の域に達した) 数年後二人ともあっさり離職。同じところに居続けれないタイプ。 現在もVMDの領域を超えて、NYCと東京でクリエイティブなフリーランス生活を謳歌している。 Archive
7 月 2018
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