Visual directionを実行する中で「印象づける」という言葉を良く使います。 ある事を思い出そうとするとき、あなたの潜在意識が記憶の底から情報を引きずり出そうとします。 印象が強ければ強いほど、それは簡単に思い出されます。逆に弱かったり曖昧だったりするとなかなか思い出せません。 では強い印象とはどのように作られるのでしょうか。 Visual directionのポイントになぞらえて見ましょう。 1. まずは面白い、と思わせる 👀キャッチ 人は自分の興味や関心事には自然と心が引き寄せられて、忘れません。 例えばセミナーなんかに行って、自ら面白いと思えばその内容は鮮やかに残って、逆にその情報や手法にどんどんのめり込んで行きますよね。 2. よーく観察させる 🛒バリエーションの提案 では、のめり込む感覚を春物のシューズに例えましょう。ブーツの時期が過ぎ、春の新鮮な気分と共にシューズも衣替えしたくなるもの。インスタの広告やファッションニュースなんかで靴がどんどん出てくる。...で気がつくと何十分も靴ばかり見てるという経験ありませんか。これが観察している状態です。観察すればするほど情報が多くなり印象としてカタチ作られて行きます。 3. 他のものと関連づける 🌲演出 では何をベースに春のシューズ選びをしているのでしょう。 持ち前のスプリングジャケットですか。トレンドからですか。または他の誰かの素敵なスタイルからですか。 打ち出す時は、連想される他のものと結びつけるとそれだけで印象が強くなります。そのイメージがユニークであればあるほど興味をそそるので後を引く印象として残ります。 4. 繰り返し見せる 📷媒体 目に触れる機会をできるだけたくさん与えることです。情報を繰り替えす事で印象がさらに鮮明になります。イメージさせることで、信用したくなるという作用が無意識的に働きます。 いかに色鮮やかでくっきりとした印象をカタチにできるか、これが印象付けるポイントです
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中尾ユウコ青木チサトヴィジュアルデザイン/コンサルタント
2000年にオープンした3300坪の大型ライフスタイル提案型アパレルの立ち上げVMDメンバーとして出会う。その店舗専用のVMDマニュアル&システムを築きあげ、ヴィジュアル漬けの日々がスタート。 以降、究極のVMDを目指すべくそれぞれ修行の道へと撃進する。 2009年Yukoはニューヨークへ活動の場を移す。世界最古&最大の売り場面積を誇る、クリスマスで有名な百貨店のウィンドウチームに配属。作ったウィンドウ数知れず。(本当に数えれない...) 2010年Chisaは東京でスウェーデン発世界一の店舗数&売り上げを誇るあのアパレルでVMDとしてトレーナー、フラッグシップ店統括に就任。育てたスタッフと立ち上げたプラン数知れず。(計測不可能の域に達した) 数年後二人ともあっさり離職。同じところに居続けれないタイプ。 現在もVMDの領域を超えて、NYCと東京でクリエイティブなフリーランス生活を謳歌している。 Archive
7 月 2018
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