VMDは手法ですので、その取り入れ方は人や会社それぞれ。脳タイプに分けてみるとこうなりました。 a.右脳派....イメージ先行型。ストーリーを語り「感じ」や雰囲気で人を引き寄せる→欧米に多い b.左脳派...モノ先行型。デリバリー時期から仮説を立て、予算と売り上げベースに順次プランニングを進める→日本に多い 欧米と日本でウィンドウディスプレイの特徴を比較しますよね。感覚的な話をすると... 欧米はストーリーテラーなんです。だから端から端まで作り込むし、ドラマティックに演出するのです。特にクリスマスはウィンドウに商品が入ってなくっても良い百貨店もあるくらい。 日本は侘び寂びの文化があるから、間を使うのがとにかくうまい。四季ごとに情緒があって、季節を表現するのもうまい。見せ方がピシーッとしていて緊張感がある。 VMDはシーズンに応じて、aとbのさじ加減を調整し、最適なプレゼンテーションを計画的に実行することで、売り場のパフォーマンスを最大限に機能させることです。 どちらの感覚も日頃から目にするもの、感じるもので常に鍛えておきたいところですね。
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中尾ユウコ青木チサトヴィジュアルデザイン/コンサルタント
2000年にオープンした3300坪の大型ライフスタイル提案型アパレルの立ち上げVMDメンバーとして出会う。その店舗専用のVMDマニュアル&システムを築きあげ、ヴィジュアル漬けの日々がスタート。 以降、究極のVMDを目指すべくそれぞれ修行の道へと撃進する。 2009年Yukoはニューヨークへ活動の場を移す。世界最古&最大の売り場面積を誇る、クリスマスで有名な百貨店のウィンドウチームに配属。作ったウィンドウ数知れず。(本当に数えれない...) 2010年Chisaは東京でスウェーデン発世界一の店舗数&売り上げを誇るあのアパレルでVMDとしてトレーナー、フラッグシップ店統括に就任。育てたスタッフと立ち上げたプラン数知れず。(計測不可能の域に達した) 数年後二人ともあっさり離職。同じところに居続けれないタイプ。 現在もVMDの領域を超えて、NYCと東京でクリエイティブなフリーランス生活を謳歌している。 Archive
7 月 2018
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